変化に向き合い、組織をつなぐ。MUSE VPoEが語る仕事の流儀
- 12 時間前
- 読了時間: 8分
今回は、MUSEでVPoE(Vice President of Engineering)を務める仲さんにお話を伺いました。
社員第一号として創業初期からさまざまな役割を担ってきた仲さんに、MUSEでの働き方や組織づくりへの考え方について聞きました。

– まず、現在MUSEでどのような役割を担当されているのか教えてください。
現在は、VPoEとして、開発組織全体の運営やチーム間の調整を主に担当しています。
また、その役割に加えて、クラウドチームのプロジェクトマネジメントや社内IT基盤の整備にも携わっています。
VPoEとしては、各チームの状況を把握しながら、組織全体が円滑に動くよう、必要に応じてチーム間の調整や課題の整理を行っています。
クラウドチームでは、開発の進捗や課題を整理しながら、次に何を進めるべきかをチームと一緒に確認しています。VPoEとしては、各チームの状況を見ながら、困っていることがあれば調整に入ることがあります。
また、社内のアカウント管理やPC環境、業務ツールなど、社員が働きやすいIT環境の整備も行っています。必要があれば、生産に関わる業務やPCのセットアップなども対応しています。
肩書きだけ見ると幅広く見えますが、実際には「その時に必要なことを拾っている」という感覚に近いです。
– VPoE、クラウドPM、IT基盤管理と、かなり幅広い役割を担われていますが、最初からそういうキャリアを目指していたのでしょうか?
いいえ、最初から明確にこういうキャリアを目指していたわけではありません。
その時々で必要になったことに対応しているうちに、今のような形になりました。目の前の課題に対して、「これは誰かがやらないと進まないな」と思って動いていたら、少しずつ関わる範囲が広がっていった感じです。
大きな改革をしてきたというよりは、日々起きることに対応しながら、必要なことを一つずつ整理してきた。その積み重ねが今の役割につながっていると思います。
– MUSEで働く中で、自分の役割が少しずつ広がっていったと感じる場面はありましたか?
私は2022年に社員第一号としてMUSEに着任しました。当時は、今よりもさらにいろいろなことを担当していました。
ロボット内部のソフトウェアをビルドしたり、生産テスト用のツールを書いたり、開発以外の業務に関わることもありました。人数が少なかったので、明確な役割分担というより「必要なことは何でもやる」という状態でした。
そういう意味では、MUSEに入ってから役割が広がったというより、むしろ人が増えるにつれて少しずつ整理され、担当範囲は狭まってきていると感じています。
ただ、スタートアップなので、今でも必要に応じて自分の担当を少し超えて動くことはあります。それは以前のように何でも自分でやるというより、組織全体がうまく動くために、足りないところを少し補うような感覚です。
– MUSEには国籍や働く場所、専門性の異なるメンバーが多くいますが、その多様性は日々の仕事にどのような影響を与えていると感じますか?
MUSEの特徴の一つは、かなり多様な人が集まっていることだと思います。
外国籍のメンバーも多いですし、業務委託やインターンの方もいます。日本国内だけでなく、海外で働いているメンバーもいます。働く場所、契約形態、年齢、バックグラウンドはかなり幅広いです。
また、ロボット開発という仕事柄、必要な専門性もさまざまです。ソフトウェア、ハードウェア、クラウド、組込み、生産、品質、カスタマーサクセスなど、それぞれ違う強みを持った人たちが関わっています。
こうした環境なので、日々の仕事では「自分の前提だけで話を進めないこと」がとても大事になります。言葉の使い方、仕事の進め方、報告の仕方、判断の基準などが人によって違うため、最初から同じ理解で進んでいるとは限りません。
その分、確認や説明には少し手間がかかります。ただ、その過程で自分では気づかなかった見方や、別の専門性からの意見が出てくることも多いです。多様性は、単ににぎやかということではなく、仕事の進め方そのものに影響していると感じます。
だからこそ、相手を理解しようとすることと、自分の考えをはっきり伝えることの両方が大事です。簡単ではありませんが、MUSEでは少しずつ、そうしたやり取りができるようになってきていると思います。
– 技術組織、プロジェクト、社内ITを横断して見る立場だからこそ、MUSEの現場をどのように感じていますか?
MUSEの現場には、役割を超えて助け合う雰囲気があると感じています。
もちろん、それぞれ担当する仕事はあります。ただ、必要があれば自分の担当範囲を少し超えて手伝ったり、気づいたことを意見として出したりする人が多いです。
特に良いと思うのは、「言えば何かが変わるかもしれない」という感覚があることです。言っても変わらないと思ってしまうと、だんだん意見は出なくなります。
MUSEでは、現場で気づいたことを声に出す人がいて、それを受けて少しずつ改善されることが多いです。この感覚は、会社が大きくなっていく中でも大事にしたいところです。
– 日々の仕事の中で、「これは誰かが拾わないと進まないな」と感じるのは、どんな場面ですか?
部署や役割をまたぐ課題は、進みにくくなりがちです。
たとえば、ビジネス側と開発側の間にある課題や、エンジニアの中でも複数チームに関わる課題は、誰かが整理しないと止まりやすいです。どちらか一方だけで解決できるものではないので、関係する人の考えや事情を確認しながら進める必要があります。
ビジネス側がやりたいことと、開発側が感じている技術的な制約や優先順位がずれていることもあります。そういう時は、どちらが正しいという話ではなく、お互いに何を見ているのかを整理することが大事です。
私のところにも、違う経路から似たような相談が同じ時期に入ることがあります。そういう時は、できるだけ早めに状況を確認し、必要な人をつないだり、論点を整理したりします。
一方で、何でもすぐに拾えばよいとも思っていません。少し時間を置くと自然に解決することもありますし、状況が変わって問題自体がなくなることもあります。
なので最近は、すぐ動くべきことなのか、少し様子を見るべきことなのかを意識しています。自分だけで判断せず、周りの話をよく聞いてから動くようにしています。
– 組織やプロジェクトが変化していく中で、コミュニケーション面で特に意識していることはありますか?
まず、決めつけないことを意識しています。
人によって性格も得意不得意も違いますし、話し方や表現の仕方も違います。特にMUSEのように多様なメンバーがいる環境では、自分の受け取り方だけで相手を判断すると、誤解が起きやすいです。
仕事を進める上では、相手がなぜそう言っているのか、何に困っているのかを、できるだけ聞くようにしています。
同時に、事実を確認することも大事です。何が実際に起きているのか、どこまでが事実で、どこからが解釈なのかを整理すると、次に何をするべきかが見えやすくなります。
ただ、事実だけを見ればいいわけでもありません。人が関わる以上、不安や焦り、納得できない気持ちもあります。そこを無視すると、理屈では正しくても前に進まないことがあります。
事実を確認しながら、相手の気持ちもできるだけ置き去りにしないことを意識しています。
– これまでの経験が、今のMUSEでの仕事に活きていると感じることはありますか?
これまでの会社でも、リーダー的な立場で仕事をしてきました。ただ、その頃は一人で抱え込みすぎて、辛くなることがよくありました。
責任感を持つことは大事ですが、当時は「自分が何とかしないといけない」と思いすぎていたのだと思います。その結果、周りに頼ることがあまりうまくできませんでした。
今は、限られた時間の中で、どこに自分が入るべきかを考えるようになりました。一人ですべてをやろうとするのではなく、周りに任せること、頼ることも大事だと感じています。
過去に抱え込みすぎた経験があるからこそ、今は周りの人を信頼して進めることを意識できるようになったと思います。
自分が全部を解決するのではなく、チームとして前に進むために、自分がどこに入るべきかを考える。その姿勢は、今の仕事に活きていると感じています。
– これからMUSEで、どのような組織や働き方をつくっていきたいですか?
今のMUSEには、「意見を言えば変えられる」という感覚があると思っています。これは大事にしたいです。
組織が大きくなると、どうしても声が届きにくくなったり、意思決定に時間がかかったりします。そうなると、現場で感じた違和感や改善案が埋もれてしまうことがあります。
だからこそ、普段から周りの意見をよく聞くことが大切だと思います。誰がどんなことに困っているのか、どんな改善案を持っているのかを知った上で、できることから変えていく。
大きな改革を一度にやるというより、小さな改善を積み重ねていく方が、MUSEらしいのではないかと思います。
MUSEは、多国籍で、リモートメンバーも多く、専門性も働き方もさまざまな人が集まっています。だからこそ、一つのやり方に固定しすぎず、状況に合わせて柔軟に変えていける組織でありたいです。スケールした後でも、この柔軟性を保てる組織にしたいです。
MUSEでは仲間を募集中です!
MUSEでは現在、エンジニア職/ビジネス職/コーポレート職を中心に、さまざまなポジションで仲間を絶賛採用中です。
私たちのビジョンに共感し、「ゼロから未来をつくる挑戦」に興味を持ってくださった方、ぜひお気軽にご応募ください。
カジュアル面談やオフィス見学も大歓迎です!
採用情報・エントリーはこちらから:
皆さんとお話しできることを、チーム一同楽しみにしています!


